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妄想過剰による寂しい失恋

私が大学に入って初めての夏休み。
1人暮らしの生活にも慣れてきて、アルバイトを探すことにしました。
早速面接を受けたドラッグストア。
面接官は快活なおじさん。滞りなく面接が終わり、これは受かったかも?と思いながら帰ろうとしました。
その時ドラッグストアの制服を着た背の高い男性とすれ違いました。
もし受かったらこの人と一緒に働くことになるんだな、と思ったことをおぼえています。
予想通りにバイトに合格し、初出勤。
この前あった背の高い店員さんは店長さんだったことがわかりました。
小さい頭と整った顔に短髪。年齢は30前後に見える。
見た目はとてもかっこいいのに、先輩アルバイトからの評判はあまりよくありませんでした。
教え方が厳しいからとか。
私も何度か指導のさいにしかられて、本当に怖いとおもいました。
だけどやっぱりかっこよくて、制服を脱いだ私服がかっこよくて、ときめかずにはいられません。
出勤したときに彼とシフトが被るだけで幸せな気分になってしまいます。
彼の頼みならと、無理してシフトに入ることになりました。
彼が大好きなんだと気づいてから、彼は結婚しているんじゃないかと思いはじめました。
私の頭には、彼がきれいなギャル系の奥さんをつれ、3歳くらいの娘さんと歩く姿が思い描かれました。
あまりにもその想像(妄想)がリアル過ぎて、私は彼が既婚者だと信じ込むようになりました。
そのままアタックすることもなく、彼の異動を知った私はバイトからの帰り道少し泣きました。
数年後、バイトの知り合いに彼のことを聞いたところ、彼はなんと結婚していなかったそうです。
あの時、変な妄想をせず彼にもっとアタックしていたら、と思わずにはいられません。