私の初恋は幼稚園児の頃でした。
みんなが好きだと言っていた男の子のことが、わたしも好きでした。
私の本当の初恋は中学生の頃でした。
当時、一度も同じクラスになったことがないのに何故かとても仲良くなり、相談事をしているうちにだんだん……というありがちなパターンの恋の始まりでした(笑)
彼は私に対して全くアピールがなく、私がグイグイ押していました。その結果、高校に上がる頃にようやくお付き合いを始めることができました。
しかし、いわゆる草食系男子というくくりにカテゴライズされてしまう彼と私は、一度別れてしまいます。草食系の煮え切らない態度に嫌気がさした私は、「君は私のこと友達の延長だと思っているよね。私は彼女なんだけど。」なんて小生意気な台詞を吐いて彼を振ってしまいます。
その後、彼とは数回付き合ったり別れたりを繰り返しましたが、結局1年ほど前にきっぱり別れてしまいました。
くっついたり離れたり繰り返しているうちに、お互いの絆はとても深まっていました。まるで身体の一部なんじゃないかと思うくらいに大切な存在でした。
この人とずっと一緒にいるのかなとさえ思いました。
でも、現実は違いました。
中学生や高校生の頃とは違う観点から相手を見るようになり、私自身の気持ちにも変化が見られるようになってしまったのです。
別れの原因はいくつかありました。
当たり前ですが、彼のことを嫌いになったわけではありません。
しかし男性として見れなくなった気がしました。
わたしの優しさが歪み、それに甘えるようになった彼はまるでヒモのようでした。金の切れ目は縁の切れ目だと思いました。
大人になると、素直に相手を好きだと思う気持ちだけではどうにもならないことがたくさんあるのだなあと勉強になりました。
私の友人に、私同様、幼馴染みとだらだらとした恋愛を続けた女の子がいるのですが、彼女も私と同じことを言っていました。
その友人は、幼馴染みと別れて現在新しい彼がいますが、それでも幼馴染みと連絡を取ったり会って食事をしたりするそうです。
つまりそれは元カレと会っていることになるので、友人の今の彼氏には言えないですね(笑)
それだけ本気で恋愛をした相手とは、切っても切れない縁があるのかもしれません。
私の元カレにもし新しい彼女ができたら、彼にはもう好意を持っていなくても微妙な心境になる気がします(笑)
本気で恋愛をした相手のことは忘れられないものです。
もしかしたら彼を好きだった気持ちは、今後誰も越えられないかもしれません。
雑念無しの素直な気持ちだったのですから。
そんな私も、近々いまの彼と同棲を始めようかなと思っています。
些細なことでも色々な恋愛経験があったからこそ今の私があるのだと思っているので、初恋の相手には今でも心から感謝しています。